琉球大学病院 看護部

看護部概要

看護部長挨拶

看護部長・副病院長      (認定看護管理者)       眞榮城 智子

 「専門的知識」に基づいた「看護実践」「思いやりの心」で提供する

 本院は、沖縄県内唯一の大学病院かつ特定機能病院として、高度で質の高い医療の提供と医療人の育成を使命としています。看護部では「知識・技術・思いやりの心」の3つの輪をシンボルマークとし、「専門的知識に基づいた看護実践を思いやりの心で提供する」ことを理念に掲げ、日々進歩する医療に対応した専門性の高い看護の実践を目指しています。
 2020年から続く新興感染症は、2023年5月には感染症法上の「2類相当」から「5類」への変更が表明されました。3年の長きにわたる感染対策が終わることの期待の一方で、院内での感染拡大につながらないかなどまだまだ感染対策のあり方を検討することになるだろうと思います。この3年間で、孤食というスタッフ間での交流も厳しく制限されました。たわいのない経験談から先輩看護師の大切にしている看護観を伝えるなどしてきたスタッフにとっては、もどかしさも感じてきました。その中にあっても、看護の現場で「できることは何か」「何が最善か」と大切にしている看護を言語化し伝えることで、互いの成長を促し、安心・安全な看護の提供に努めてきました。ストレスフルな状況ではあっても、上司や同僚のサポートが充実しているという評価も得られています。
 新人教育体制では、集合研修と現場での実践が連動するよう、新人教育サポーターを中心にスタッフ全員が新人教育へ参画し、現場でのOJTを強化しています。今年度より部署ごとの大切にしている看護についての学びを深め、看護観の醸成とキャリア計画につなげるべく、院内留学研修を計画しています。大切にしている看護を言語化しリフレクションすることで、看護師としてのやりがい感につなげていきたいと考えています。目標管理においては2021年度からBSCを取り入れ、看護の可視化の充実を図っています。リンクナースの活躍は目覚ましく、除痛率の向上や褥瘡発生率の減少にむけてのケアの質向上を感じています。
 VUCA(予測が困難な状態)時代であっても、最善を考える、できることを考え行動する、求められる姿を想像し柔軟な考えで作り上げていく、互いを信じ助け合うことが強くしなやかな看護部を作ると信じ、共に歩んでいきたいと思います。

琉球大学病院 看護部

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