13階南

呼吸器・消化器・感染症内科

 呼吸器・消化器・感染症患者を対象に、急性期から在宅に向けた支援など、幅広いケアを提供しています。また、エイズ治療中核拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院として、日本エイズ学会認定看護師や肝炎治療コーディネーターを育成し、医療チームの活動を推進しています。

13階南病棟 呼吸器、消化器内科、感染症内科が大切にしている看護。そのひとらしさを大切に、一人一人に合った看護ケアを丁寧に実践する
施設・設備イメージ01
喘息治療のための自己吸入薬の指導

12階南

小児

 小児病棟では、15歳未満の患者さんを受け入れており、幅広い年齢層の発達段階に応じた対応が求められます。幼児期・学童期の子どもたちにはプレパレーションを用い、入院・処置に対する不安軽減に努めています。
また、県内で唯一小児造血幹細胞移植を行なっており、小児がんの子どもと家族のQOL向上を目指し、フォローアップ外来での支援を強化しています。

12階南(小児)病棟が大切にしている看護。小児の変化に細かく気づく観察や、家族を含めたケア、多職種連携による不安や痛みの軽減、意図的なコミュニケーションによる早期介入、小児本人の意思尊重する
施設・設備イメージ02
乳児のバイタル測定

11階南

腎泌尿器外科、皮膚科

 がん疾患の患者が多く、周手術期から終末期まで様々な病期の看護を提供しています。腎泌尿器外科では、腎移植看護やウロストミーケア、排尿自立へ向けた指導に取り組んでいます。また、皮膚科では、難治性の皮膚疾患を抱えた患者さんのスキンケアに加え、感染予防や疼痛緩和に考慮したケアの工夫に力を入れています。
退院支援においては、患者さんが在宅で安心して療養できるよう継続看護に取り組んでいます。

11階南病棟 腎泌尿器外科、皮膚科が大切にしている看護。ライフステージと病の軌跡を合わせた患者家族の思いの実現、排尿に関するアセスメントによるQOL支援、創傷ケアを通じた皮膚再生と自己管理を支援する
施設・設備イメージ03
ウロストミーセルフケアの指導

10階南

脳神経外科、眼科

 脳神経外科では、理学・作業療法士、言語療法士、歯科衛生士と連携し、運動機能や摂食嚥下機能の維持・回復に向けてリハビリを実施しています。患者さん個々に合わせた食事形態の検討など栄養士との連携も強化しています。
 眼科では、点眼指導などの患者指導の充実と、安心して治療に臨めるよう外来からクリニカルパス活用に努めています。また、視力障害を抱えた患者さんの日常生活の支援を行っています。

10階南病棟 脳神経外科、眼科が大切にしている看護。急性期から回復期に至る患者への早期介入、多職種連携による苦痛緩和や自立支援、意識・言語障害のある患者への観察と代弁、視覚障害者への個別指導と継続看護
施設・設備イメージ04
誤嚥リスクのある患者への食事介助

9階南

胸部・心臓血管外科

 開心術などの高侵襲の手術が多く、合併症予防・早期回復のための観察や早期リハビリを実施し、生活背景を踏まえた療養支援に向け多職種を含めたチームが一丸となって取り組んでいます。また、補助人工心臓装着患者のケアでは、専門性の高い看護を提供できるよう多職種カンファレンスや勉強会を実施しています。
 転倒防止やせん妄予防ケアにも力を入れ、安心な療養環境の提供に努めています。

9階南病棟 胸部・心臓血管外科が大切にしている看護。創部管理や疾患管理の指導による予防ケアの推進、術前ADL把握とリハビリ介入によるQOL維持、急変リスクの把握とアセスメント
施設・設備イメージ05
開心術後に血圧管理の必要な患者への生活指導

8階南

放射線科、歯科口腔外科

 放射線科、耳鼻咽喉科、口腔外科、麻酔科の混合病棟です。PET検査、放射線治療介助、ラルストロン、ヨード治療、ブラキセラピーなど病棟以外の部門でも専門性を発揮しています。

 当病棟では患者さんの不安の軽減、放射線皮膚炎や粘膜炎などの症状緩和の早期対応に努めています。また、スキンケアや口腔ケアなど、副作用症状の予防やセルフケアをサポートしています。

8階南病棟 放射線科、歯科口腔外科が大切にしている看護。放射線科・耳鼻咽喉科・口腔外科・麻酔科などの混合病棟で専門性を発揮し、患者の不安軽減、放射線皮膚炎や粘膜炎の早期対応、副作用症状の予防やセルフケア支援
施設・設備イメージ06
照射治療を受けている患者へのスキンケア

7階南

精神科神経科

 身体合併症や手術を要する患者、妊産婦、児童思春期の疾患等、急性期の治療が必要な患者さんを受け入れ、看護ケアを実践しています。医師、精神保健福祉士、地域の関連機関との連携を図り、患者さんが安心して療養できるよう退院支援に取り組んでいます。
また、リエゾンチーム活動として、一般科の身体疾患治療中に起こる患者の心理的問題に介入し、心のケアと医療者の支援を行っています。

7階南病棟 精神科神経科が大切にしている看護。患者に寄り添う看護の実践、傾聴やアサーティブな対応による自己表現支援、地域移行支援とセルフケア能力向上、多職種連携、精神科リエゾンチームによるせん妄や不眠への支援
施設・設備イメージ07
安心して話しやすい雰囲気をつくり患者の話を聴く

13階北

消化器外科

 周術期治療、がん治療、生体肝移植など高度先進医療を行っています。患者さんの背景を捉え、患者さんの力を引き出すために、「みて、触れて、考える」ことを大切にしています。早期回復を目指した早期からの積極的なリハビリや多職種と連携した退院支援も強化しています。また、緩和ケアチームとの連携により、患者さんの疼痛緩和とQOL向上に向けた支援に取り組んでいます。

13階北病棟 消化器外科、内分泌外科が大切にしている看護。口腔から肛門までの消化器全般のケア、つらさの除去と快への介入、回復過程のサポート、五感を活用した観察力、退院後の療養生活と治療継続のための知識技術指導
施設・設備イメージ08
ストマ造設患者へのセルフケアの指導

12階北

内分泌・血液内科

 糖尿病療養指導士を中心に糖尿病療養指導カードを用い、患者さんの生活スタイルに合った指導に取り組み、在宅療養が継続できるよう支援しています。
 血液内科では、造血幹細胞移植推進拠点病院として、造血幹細胞移植コーディネーターと協働し、患者さんが安心して化学療法や完治を目指した治療を受けられるようサポートしています。

12階北病棟 内分泌・血液内科が大切にしている看護。血液・糖尿病・内分泌代謝・膠原病患者への個別性を重視した支援、継続的なチーム医療の実践、血糖管理やQOL維持に向けた支援
施設・設備イメージ09
インスリン自己注射の指導

11階北

婦人科

 手術療法、薬物療法、放射線療法など先進医療と看護を提供しています。治療に関連するつらさに対し、緩和ケアチームとの連携により疼痛緩和、下肢リンパ浮腫に対するリンパマッサージ、排尿自立支援などのケアの充実に努めています。
外来と病棟との継続看護を強化し、治療による副作用症状の予防や早期対応につなげることを目指し、患者指導にも取り組んでいます。

11階北病棟 婦人科が大切にしている看護。患者の快を増やす看護、患者のひとらしさを大切にする看護、患者や家族の一瞬一瞬が幸せであるための看護
施設・設備イメージ10
がん治療を受ける患者へのアピアランスケア

10階北

整形外科

 筋骨格系疾患の患者さんを対象に各年齢層の身体的特徴、心理面を捉えた看護を提供しています。術後は早期離床や患者の状況に合わせた日常生活の援助とセルフケアの獲得に向けて、理学療法士・作業療法士・薬剤師・栄養士との多職種カンファレンスにより、情報の共有、継続的なケアの提供につなげています。

10階北病棟 整形外科が大切にしている看護。ADL自立に向けた安全な看護、患者に寄り添う看護、良いチームワークによる明るい看護の実践
施設・設備イメージ11
持続的関節多動訓練機によるリハビリの介助

9階北

循環器・腎臓高血圧・神経内科

 急性期、慢性期の循環器・腎臓高血圧・神経疾患患者さんの早期回復をめざし、多職種や地域との連携を大切にしています。心疾患においては心臓リハビリテーションチームと連携し、多職種で慢性心不全カンファレンスを充実させ、早期回復につなげています。腎不全患者さんに対しては、血液浄化療法部と協働しチームで腹膜透析、維持透析時の意思決定支援に力を入れています。また、非がん患者さんの緩和ケアや高齢者看護など看護実践力の向上に取り組んでいます。

9階北病棟 私たちは意識して患者の価値観、思いを知る、人となりを知る関わりを持ち意志決定を支援できるようにします。私たちは患者の病状のステージを把握し、選択したプロセスを尊重した上で、患者の希望する生活の場へ帰れるように疾患管理指導を支援するように関わります。私たちは患者の人権、尊厳を守るために患者のニーズを満たし、原則身体拘束をしない組織風土を継続します。
施設・設備イメージ12
心臓リハビリテーション指導士による歩行訓練

8階北

耳鼻咽喉科、形成外科

 頭頸部の悪性疾患、慢性中耳炎、顔面外傷骨折、顔面形成などの治療を受ける患者さんがいます。手術や放射線・化学療法を受ける患者さんが多く、口腔ケア学会認定看護師が中心となって口腔内のアセスメントと専門的なケアの実践に努めています。また、NSTチームや緩和ケアチームなど多職種と連携し、患者さんのQOLの維持・向上に向けた支援に取り組んでいます。

8階北病棟 耳鼻咽喉科、形成外科が大切にしている看護。頭頸部がん患者への口腔ケア・スキンケア、トータルペインへの介入、身体抑制を安易にしない倫理カンファレンスの実施、気管切開や経鼻経管栄養患者への退院指導
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気管切開部位からの吸引

6階

材料部

 医療材料の物流管理と医療機器の洗浄・滅菌業務を行っています。洗浄・滅菌には専門的な知識と技術が必要であり、第一種滅菌技師、第二種滅菌技師資格取得者により、目視点検や洗浄評価、滅菌の質保証体制の整備を行っています。患者さんに安心・安全な医療器材を提供するために品質管理の向上を図っています。

6階材料部が大切にしている看護。・私たちは、琉球大学病院の医療機器の洗浄・滅菌を行っています。・質の高い洗浄・滅菌を維持し、安心安全な医療の提供ができるよう業務しています。
施設・設備イメージ14
洗浄後の機材の拡大鏡を使った目視点検

5階

集中治療部

 高度で専門的な治療や看護を必要とする患者さんが入室します。医師、理学療法士、臨床工学技士、栄養士などとのカンファレンスの充実を図り、多職種間の意見を踏まえ看護ケアに活かしています。また、急性期リハビリ、せん妄予防ケア、栄養・口腔機能評価に積極的に取り組み、合併症予防に努めています。

5階集中治療部が大切にしている看護。機械に囲まれた環境でも患者の人らしさを尊重するケア、生命の危機的状況にある患者への安楽支援、心理的危機にある患者へのストレス軽減と意思決定支援
施設・設備イメージ15
人工呼吸器装着中の患者のベッドサイドでのリハビリ

5階

手術部

 特定機能病院、がん診療連携拠点病院として複数の診療科によるロボット支援術やハイブリッド手術、生体肝移植など、最先端の高難度手術が行われています。
それらの手術を安心・安全に提供できるよう、進歩する医療技術に対応できる教育体制の強化に取り組んでいます。また、術中体位による皮膚損傷予防ケアに取り組み、術後の患者の安楽につながるよう努めています。

5階手術部が大切にしている看護。チーム医療と安全の確保、病棟との連携、寄り添う看護、合併症予防、早期退院支援、広い視野と観察力を活かした迅速な対応
施設・設備イメージ18
ハイブリッド手術室での直接介助

5階

周産母子センター
(産科・NICU・GCU)

 地域周産期母子医療センターとして、地域と連携し、ハイリスク妊産褥婦に対し妊娠初期から出産後1か月まで、育児遂行能力向上につながるよう保健指導の充実に努めています。
 助産師外来では、助産師が4Dエコーを実施し、母児の愛着形成の支援を行っています。

 NICU・GCUでは、低出生体重児への重症ケアに対応しながら、カンガルーケアや兄弟面会を通して、母子、家族の愛着形成につながるよう支援しています。

5階周産母子センター(産科・NICU)が大切にしている看護。地域と連携した切れ目のない支援、患者・家族の背景を尊重した生活支援、児の成長発達を見据えた丁寧なケア、家族と児の絆を深める支援
施設・設備イメージ16
産科:助産師による4Dエコーの実施
施設・設備イメージ17
NICU:保育器に収容中の低体重児へのケア

3-4階

外来

 安心して外来による診療・治療が継続できるための支援として、在宅療養中の状況確認やつらさのアセスメントに力を入れています。また、患者さんが外来から入院、退院後の生活が不安なくおくれるよう病棟との情報共有の強化にも取り組んでいます。
専門・認定看護師と連携を図り、インフォームドコンセントの同席に努め、患者・家族の思いに寄り添うケアの提供に努めています。また、外来化学療法室や糖尿病療養指導、皮膚・排泄ケア、がん看護外来、HIV療養指導、造血幹細胞移植後フォローアップ外来など多岐にわたり専門分野の有資格者が活動しています。

3-4階外来が大切にしている看護。患者が自身の病気を理解し主体的に治療に臨めるよう支援すること、多職種による連携支援、外来での化学療法や治療を安心安全に行うためのコミュニケーション重視
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臓器移植患者への療養生活指導

3階

患者支援センター

 医師、看護師、ソーシャルワーカー、事務職などが協働して患者さんの社会的・経済的問題や医療・看護に関する様々な不安や心配事の相談に応じています。

 入院が決定した時点から退院を見据え、患者・家族とのかかわっています。退院後の問題点に対しては、医師、病棟看護師との連携を図り、地域の医療機関との調整役などの役割を発揮し、安心して療養ができる環境提供につながるよう支援しています。

3階患者支援センターが大切にしている看護。患者・家族の声を聴き退院後の療養生活を支援すること、院内外の看護連携の促進、地域との顔の見える関係性作りを重視
施設・設備イメージ20
入院や退院支援に向けての相談

2階

救命救急センター
(外来、救急集中治療室 E-ICU、
救急高度治療室 E-HCU)

 救急集中治療室や救急高度治療室では、緊急で入院治療が必要となった一次~三次までの救急患者を24時間体制で受入れています。救急外来では、院内トリアージにより緊急度、重症度を見極め、初療から治療までを医師と連携して取り組んでいます。
 ハイブリッドCTの導入により緊急かつ重症患者の受け入れ体制が整備されました。救急初療期の患者状況の変化に対応できるようチーム医療を推進し各診療科と連携しています。

 救急集中治療室と救急高度治療室では、小児から高齢者まで各科の重症患者を受け入れています。多くの診療科を受け入れるため安全に医療・看護が提供できるよう知識、技術の向上に努めています。
また、医師、理学療法士、臨床工学技士等の多職種と協働し、チーム医療の推進に取り組んでいます。

2階 救急外来、E-HCUが大切にしている看護。救急外来では交通外傷や脳梗塞・心筋梗塞への迅速対応や特殊技術の提供、患者家族の不安軽減、E-HCUでは術後患者の疼痛コントロールとせん妄予防、早期リハビリと栄養介入、重症患者家族への寄り添い支援
2階 E-ICUが大切にしている看護。救急・重症患者に対する重篤化回避を目指した病態変化の予測と回復支援、身体的・精神的苦痛に対する不穏やせん妄予防と精神的支援
施設・設備イメージ21
心停止患者受け入れ時の対応シミュレーション

2階

血液浄化療法部

 急性期から慢性腎不全期の血液透析をはじめ、腹膜透析外来、腎代替療法外来、アフェレシス(血液から特定の成分や細胞を分解・除去する治療法)など、多種多様な療法に対応しています。多職種と協働し、重症患者の循環管理や感染管理に取り組んでいます。
安全な透析医療を提供するため医師、看護師、臨床工学士、管理栄養士が各々の専門性を発揮しチーム医療の推進を図っています。

2階血液浄化療法部が大切にしている看護。透析看護における生命維持への関与と安全な透析提供、患者の身体的・精神的負担への寄り添い、家族への支援、自己管理能力向上支援、長期的人生設計の支援、信頼関係を築き安心して治療を続けられる環境づくり
施設・設備イメージ22
血液透析中の多職種による安全確認