Tさん
県内唯一の特定機能病院で多くの診療科があり、最先端の治療が実施されていることや、教育体制も充実していて自己の技術や知識を高めるために恵まれた環境があると感じ、当院を希望しました。充実した研修制度を通じてさらなるスキルアップを図ることで、より質の高い看護を実践し、患者さんに寄り添った看護ができると考えました。
OJTでは先輩と一緒に患者さんを担当することで、タイムリーに質問や確認ができる教育体制があります。直接アドバイスしてもらえるため、新人でも重症患者さんの看護を実践できるなど自信を持つことができます。また、クリニカル・ラダーでは、経験年数に関係なく自身の実践能力やペースに応じて力を高められる体制があり、個々のキャリアにつなげることができます。

教育担当副師長として、新人サポーターの育成や新人教育が円滑に行えるよう年間スケジュールを調整。部署内で行うシミュレーション教育のサポートを手掛けています。最初は重症患者さんを担当するために不安な表情の新人も、1年後には自信を持ち担当できるよう全スタッフが新人をサポート。独り立ちまで濃密なサポートができるよう教育に力を注いでいます。
ICUの患者さんの多くは人工呼吸器管理されているため「口から食事を食べる」「声を出す」などができない期間があります。長期になると嚥下機能に障害を起こすリスクが高まるため、早期から口腔機能を維持・改善できるよう摂食嚥下リハビリを実施。患者さんの将来を見据えた看護でQOLを高め、ICU退室後の摂食嚥下リハビリにつなげることにやりがいを感じています。

当院ではじめて体外式人工心臓の埋め込みをされた患者さんを担当したときのことです。はじめて見る機器類や管理に戸惑うことも多く、自己学習に励み、医師やスタッフ間でも勉強会を行い、知識や技術を向上することができたと思います。患者さんが県外で心臓移植を行ったときは、先輩看護師と訪問。無事に心臓移植が終わり戻られたときには、嬉しさと安堵したことを今でも覚えています。
その患者さんには多くの不安があり、その不安を傾聴できるよう担当外の日も話しかけ、会話するよう心掛けていました。長期の入院中に患者さんやご家族と親しくなり、それぞれの思いをスタッフ間で共有。寄り添う看護が実践でき、患者さんへの支援につなげることができたと思います。以来、患者さんやご家族とのコミュニケーションを大切に、常に傾聴できるよう心掛けています。

パートナーシップによる指導体制を強化した新人教育サポーター制を導入する当院では、教育委員会が中心となり効果的な新人教育を実践できるよう連携しています。また、新人を教育するスタッフの指導力向上にも力を入れるなど、指導者への教育支援体制が整っています。年間スケジュールを作成し、新人教育サポーターを中心に多重課題や急変対応シミュレーションまで教育しています。
休みは予定を立てて行動するようにしており、身体のメンテナンスやショッピング、趣味の映画鑑賞、家族や友人と遊ぶなど身体・精神ともに休息できるようにしています。基本、休日は仕事のことは考えず、リラックスできるようにしていますね。年に1回のリフレッシュ休暇では、友達と旅行して観劇や観光などを楽しみ、心身ともにリフレッシュしています。
