Nさん

12階北病棟

入職年度

2023年

看護歴

2年目

琉球大学病院を選んだ理由は?

緩和ケアの認定看護師に興味があり、県内でもがん診療連携拠点病院に指定されている当院なら、重症度が高く治療が困難で様々な苦痛を持つ患者さんの看護を通じ、緩和ケアを深く学べると志望しました。教育制度やキャリアアップ支援が充実しており、看護師として長期的に成長できる環境があると知人に聞いたことも選んだ理由の一つです。

職場の魅力は?

人間関係がとても良いところです。先輩方がとても優しく、知識や技術を丁寧に教えてくださいます。また、働きながら専門看護師や認定看護師の資格取得に励む先輩もいて、その姿を近くで見て学べるなど、常に成長できる職場に魅力を感じています。県内唯一の大学病院として、様々な症例や治療を学ぶことができ、自身の興味のある分野で学び働ける環境もあります。

現在の仕事は?

内分泌代謝・血液・膠原病リウマチ内科の病棟看護を担当しています。血液では、白血病や悪性リンパ腫などの疾患に対する治療や造血幹細胞移植を受けられる患者さんが安心して治療に臨めるようサポート。内分泌代謝では、内分泌の精査や糖尿病の血糖管理、教育などを担当。糖尿病教育では、患者さんの個別性に応じた教育を実施することで、退院後も継続して在宅療養ができるよう支援しています。

仕事のやりがいは?

化学療法や造血幹細胞移植では、入院生活が長い方や何度も繰り返して入院される方が多く、特に移植では2カ月ほどクリーンルームで治療を受けられる患者さんもいます。治療中は身体的や精神的に様々な困難もありますが、一人ひとりに寄り添い、多職種と連携しながらチーム全体でサポートしています。長い治療を乗り越え、退院されるときにはとても嬉しく、やりがいを感じます。

印象的な出来事は?

呼吸苦の強い患者さんから、「何もしないで。放っておいて!」と大きな声で強く言われた場面で、接し方がわからず戸惑っていたところ、先輩がすぐに助けてくださいました。呼吸苦で一人にしてほしいと訴える患者さんには、バイタルサイン測定や呼吸音の確認などの身体的観察を行い、周囲の安全を確認し、患者さんの訴えに寄り添うこと、常に原因を考えながら介入することが大切だと教わりました。

その経験から心掛けるようになったことは?

呼吸苦を訴える患者さんには、「このまま呼吸が出来なくなるかも」と恐怖を抱える方もおり、感情的になってしまうこともあります。原因を考えアセスメントを行い、薬剤や酸素投与、室温などの環境整備や身体への介入、また傍に寄り添い「一人ではないですよ」と少しでも恐怖心や精神的苦痛を軽減することで、呼吸苦を和らげることにつながるなど、看護の重要性をあらためて学びました。

自慢の教育制度は?

入職2年目には「静脈注射基礎コース」の試験があります。私も先輩方に教えていただきながら経験を積み、無事に合格することができました。採血やルート確保は看護師として必須の看護技術。過保護と思われるほどに充実した教育制度のもと、根拠や知識、技術を備えることで患者さんに安心・安全の看護が提供できるようになるなど、長期で成長できる環境があります。

休日の過ごし方は?

休日は家事や趣味の時間にあてたり、家族や友人と会ったりしています。毎月希望休が取れるので、好きなアーティストのライブに行くこともありますね。また、リフレッシュ休暇を利用して、1年に1回、約12日間の長期休暇を取ることもできます。旅行をしたり、家族とゆっくり過ごしたり、オンオフを切り替えられることで仕事を頑張ることができています。